2021-12

読書

森沢明夫「夏美のホタル」読書感想‐偶然から生まれた交流に心温まる

山中にある商店「たけ屋」 「夏美のホタル」の舞台となるそのお店には「地蔵さん」「ヤスばあちゃん」と呼ばれる親子2人が暮らしていました。 たけ屋にたまたま訪れたのが2人の若者・慎吾と夏美。 偶然から生まれた、たけ屋での交流は美しく、大切なこと...
読書

知念実希人「祈りのカルテ」読書感想‐5つの短編医療ミステリー

研修医・諏訪野良太が研修中に出会った患者には、謎がありました。 「祈りのカルテ」は諏訪野良太が研修で回った、精神科、外科、皮膚科、小児科、循環器内科での5つのお話からなる連作短編集です。 それぞれの科ごとに1つの短編になっているので、読書に...
読書

瀬尾まいこ「傑作はまだ」読書感想‐希望の光が差し込む親子再生

私は小説家による小説家の話が好きなのですが、「傑作はまだ」はまさに小説家が主人公。 あまり外との繋がりがなかった主人公の生活が、はじめて会う息子との関わりをきっかけに変化していくお話です。 希望がある話を読みたい方におすすめです。 1.「傑...
読書

宮下奈都「羊と鋼の森」感想‐才能なんてなくても「ただ、やるだけ」

ピアノ調律師の世界が描かれた宮下奈都さんの「羊と鋼の森」 まさに森のような穏やかな時間が流れる小説です。 こんな方におすすめ ・夢にむかっている最中。 ・前を向きたい。 ・ピアノが好き。 1.「羊と鋼の森」作品紹介 ↑Amazonのサイトは...
読書

青山美智子「猫のお告げは樹の下で」の感想文‐気づきがもたらす変化

雑居ビル脇道の奥にある神社で出会った不思議な猫。 「猫のお告げは樹の下で」は、不思議な猫・ミクジからの「お告げ」をきっかけに、新たな気づきを得る7人のお話です。 こんな方におすすめ ・気分転換したい。 ・前向きになれる本が読みたい。 ・自分...
読書

八木沢里志「純喫茶トルンカ」読書感想‐穏やかな雰囲気が漂う喫茶店

落ち着ける喫茶店は居心地のよい場所。 コーヒーを飲むだけでなく、ゆったりとした時間を過ごすために喫茶店を利用する方もいるのではないでしょうか? 純喫茶トルンカは、東京の下町にある隠れ家的喫茶店。 この本は、トルンカを舞台に「再会」をした人々...
読書

三浦しをん「舟を編む」の感想とおすすめポイント‐本屋大賞受賞作品

今回は、三浦しをんさん作「舟を編む」の内容と魅力、感想を紹介します。 出版社の辞書編集部が舞台の「舟を編む」 辞書に情熱をそそぐ編集部員たちの奮闘と成長が描かれています。 こんな方におすすめ ・言葉を扱う仕事に興味がある。 ・何かに打ち込み...
読書

青山美智子「鎌倉うずまき案内所」読書感想‐前向きになりたい人に

ちょっと視点を変えること、自分が今持っているものを知ることが、生きる力になる。 「鎌倉うずまき案内所」は、そんなことに気づかせてくれる本です。 こんな方におすすめ ・自分を見つめ直したい。 ・二度読んで楽しめる本が読みたい。 ・平成を懐かし...
読書

瀬尾まいこ「あと少し、もう少し」読書感想ー中学生駅伝チームの絆

中学駅伝をテーマにした瀬尾まいこさんの小説「あと少し、もう少し」 大会のために結成された駅伝メンバー6人と、陸上未経験の顧問・上原先生が県大会出場を目指します。 それぞれの人間関係と成長が描かれた物語です。 「あと少し、もう少し」は、こんな...
読書

伊坂幸太郎「逆ソクラテス」の感想ー「僕はそうは思わない」は名言

伊坂幸太郎さんの「逆ソクラテス」の主人公は小学生で、5つの短編集。 2021年本屋大賞4位になった作品です。 心に残るセリフや、学ぶところが多く、読書感想文を書くための本をお探しの方にもおすすめです。 「逆ソクラテス」は、こんな方におすすめ...
スポンサーリンク